純喫茶 あ、そうかは、お客様のお忘れ物が多いのです。
つい先日も30代くらいの女性のお客様が帰られた後、
座席に「認めてもらえなかった悲しみ」が置かれていました。
念の為中を確認しますと、そこにはこう書かれていました。
「お前が男の子ならよかったのになぁ」ってお父さん笑って言ってたけど
ずっと私こう思ってた。女の子でごめんなさい。男の子みたいに強くならなくちゃ。
あのときのちょっと悲しい気持ちを、置いていきます。
どんな気持ちも忘れていってください。
ーあ、そうか店主ー
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両親は今のコンビニのような商売を営んでいた。
おやつはもらい放題だったのだけど、あるとき母にこう言われた。
「そうやって簡単にくれくれって言うけど、そのお菓子一個分のお金を儲けるのに、その何倍も売らないといけないんだよ?」
あのときのすごく申し訳ない気持ちを、置いていきます。
ヘイ、マスター、常連パン粉の席に残ってたのは、空っぽのナポリタン皿と飲みかけのストロングコーヒー。
それから
「こんな状況なのに、ずっとやってたのね。」と悪気もなく言われて
もぐりじゃないのに、モグラみたいに引っ込んでしまった気持ちだったことをご報告します。
進路指導があって、わたしは担任に「声優になりたい」って言った。
保護者会があった夜、わたしは父に呼びつけられた。
「担任の先生がお前のことを『お宅のお嬢さんはオカシイ』って・・・俺はどんなに恥ずかしい思いをしたか!お前わかるか!?」
お父さんだってわたしの気持ちなんかわかってない。
でも親に恥をかかせるような人間は消えた方がいい、そう思った。
わたしには何も言わず、親にそんな言い方をした担任が死ぬほど憎いと思った。
思っていた。
そんなあの日の痛み、置いていきます。
昨日ここに書き込んで暫くしてから変化があったことに気づきました。
出来事に「重み」が無くなって、ただの「事実」になりました。
感覚的には事実だったのか夢だったのかもわからないぐらい・・・「おそらく事実であったであろうこと」になりました。
人生の中で大きなイベントだったのに。
ありがとうございました。
(忘れ物取りに戻ったんじゃないですよ)
私は自分が専門職で、一般の人には受け入れられにくいと思っていた。
そんな拗ねた気持ちを忘れていくぜ。
とがってとがって「知るか!これが私だ!」と発信してくぜ。
お金(貯金)がピンチ!!
今月収入が入ってこないんじゃないか?と不安になる。
なのに、温泉旅行に誘われている・・・。
怖い怖い怖い・・・という声が思いっきり聞こえる。
そして、こんな自分でいいのか?という声も。
そんな怖い気持ち、罪悪感、収入が入ってこなんじゃないか?と不安になっている不思議な思い込みをここに置いていきます。
上の投稿をここに書き込むのも恥ずかしかったのですが、その恥ずかしい思いもここに置いておきます。
お客さまからお金をいただくときにどこか感じていた申し訳なさのような感覚を置いていきます。
雇用されてお金が循環するシステムの中で働いていた時には生じることのなかったその感覚。
起業してから無意識に付きまとっていたその感覚とその背後にあるもの、まとめてここに置いていきます。
商売屋に生まれたくせに、イラスト以外の商売は下手でした。
チビサトコは、母の日にプレゼントを渡した時、母のあまり嬉しそうでない顔が焼きついていたのです。
裁縫上手な母に、立派な裁縫セットを持ってる母に、このちっぽけなミニミニ裁縫セットは無用だったのだ。喜んでくれると思った期待は木っ端微塵。あのときの高揚感からのしょんぼりと、自分の無力感&失敗を置いていきます。
マスター、釣りはとっといてくれ。またくるよ。
15年も取引していたのに、「方針が変わったから、一度ご説明・ごあいさつ方々こちらからうかがいたい」と先方から電話がかかってきたのが5月半ば。さて、いま10月である。連絡はない。
担当者およびその上司にメールをしてもなしのつぶて。こんな経験は長年やってきてはじめてなのだ。歴代の担当者とのつながりは。粉骨砕身、東奔西走、我が子のように大切に制作してきた実績というのは。企業とはBtoBとはこんなもんなの?という、なんともやるせなく釈然としない気持ちのまま、窓外の海を眺めつつ、コーヒーをずーずー啜る。
気持ちは、いろいろ絡まっている。用意された安定を最初から選ばなかった自分への納得と後悔。そしてそういう安定を選んでいるクライアントたちへの嘲りと羨望。ふんわり人当たりよいフリをしているのを真に受けやがってという、してやったりといらだち。(あ、これはでも頻繁に現れる眉間のシワでたぶんバレてるね)ライバル業者とトップとのグレーなつながり疑惑に対する、そういうこと女だからやれないというジェンダー的なアレ。あまり自分が動いてこなかったからな、営業苦手だしという自戒。
でもあれだね、何よりさびしいっていうね。ぽつねんと取り残されたようなね。ぷしゅー。
ああそうか、これも根元はいつものぼっち取り残され感。
ってここまで書いて時間なくなったぜ。マスター、今度はその話をしにくるわ。豆をポリポリ。ではではまた。
商品並べても閑古鳥の意図はなんなのか。
この「あっれーーーーー?・・・思ってたんと違った」という、思った通りなのに違ったと思うこれはなんだ。
あ、あ、あ、あれなのか。あれだったのか。小学校一年生のとき、ぺんてるの写生コンテストで唯一特賞をもらって、以来自分の中にも周囲にも「キシダは絵が上手い」と決定づけたあのあと、自分の似顔絵を描く授業で私は意気揚々と漫画のような目の大きい口が三角の自分を描いた。そのときのみんなの感想「似顔絵はこういうことじゃない」と酷評されたときの、あの感じ。ああ、求められてたのはこれじゃなかった感。ああ、こんななの出すんじゃなかった感。自分では気に入ってるけども感はまさにこれ。
マスター、ありがとう思い出せたよ。堂々と忘れていくね。